夢野久作 / ドグラ・マグラ ページ位置:46% 作品を確認(青空文庫)
この表現が分類されたカテゴリ
寒い・冷気・凍える
しおりに登録する
前後の文章を含んだ引用
......正面に並んだ白ペンキ塗の十数個の大きな抽斗 は、皆、屍体の容器なので御座います。すなわちこの部屋は、九大医学部長の責任管理の下にある屍体冷蔵室で、真夏の日中と雖 も、肌膚 が粟立つばかりの低温を保っているのでありますが、殊に只今は深夜の事とて、その気味の悪い静けさは、死人の呼吸も聞えるかと疑われるくらい……。 ここに姿を現わしました当の責任者、医学......
単語の意味
肌膚(きふ)
肌膚・・・はだ。皮膚。「膚」も訓読みで「はだ」と読める。
ここに意味を表示
寒い・冷気・凍えるの表現・描写・類語(気温のカテゴリ)の一覧 ランダム5
流し場の床に金属に触れたような冷気がたまる
中沢 けい / 野ぶどうを摘む amazon
空気が静まり、寒さの目が詰まってくる
黒井 千次 / 群棲 amazon
このカテゴリを全部見る
「気温」カテゴリからランダム5
つたのからまる古い教会の門が静かに日にさらされていた。午後近い街にはけだるい空気が流れていた。
よしもとばなな / まぼろしハワイ「まぼろしハワイ」に収録 amazon
木製のブランコで遊びたがったが、座面は火傷するほど熱くなり、夕刻、それが和らぐまで待たなければならなかった。
平野 啓一郎「マチネの終わりに (文春文庫)」に収録 amazon
短パンのポケットが、手の甲の分だけ膨らんでいる。
朝井 リョウ「武道館 (文春文庫)」に収録 amazon
同じカテゴリの表現一覧
気温 の表現の一覧
風景表現 大カテゴリ