夢野久作 / ドグラ・マグラ ページ位置:47% 作品を確認(青空文庫)
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化粧・白粉をした顔
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前後の文章を含んだ引用
......ら、一滴も澪 さないように注意しいしい、四一四号の少女の顔、両肩、両腕と、腰から下の全部にお化粧を施し初めました。 ……ところでその手附を御覧下さい。いかがです。粗 い縫目や、又は毛髪の生際 なぞに白粉が停滞しないように注意しつつ、デリケートに指を働らかせて行くところは、如何にも斯様な化粧品を扱い慣れている手附では御座いませんか。 これは恐らくこの博士が、自身に何回となく変相をした経験があるせいでは御座いますまいか。......
単語の意味
毛髪(もうはつ)
白粉(おしろい)
毛髪・・・人体の毛。とくに、髪の毛。
白粉・・・化粧品のひとつで、顔につけたり塗ったりする白い粉。また、それを練り合わせたもの。肌を色白に美しく見せる目的で使う。粉白粉・水白粉・練り白粉・紙白粉・固形白粉などがある。「しろい」は、「白い物」を意味する。
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首の白いのが妙に哀れに思える。何だか玉の井の女になったような寒々しい気になって来る
林芙美子 / 新版 放浪記
ふつうの家庭の主婦が見れば眉をひそめそうなきつい化粧
半村 良 / 雨やどり amazon
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隣に座ったのは初めてだった。甘い苦みを含んだような柑橘系のコロンの香りがした。
平野啓一郎「ある男」に収録 amazon
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