風のない茂みがじっと闇を抱いてこもる | 草むら・茂みの表現・描写・類語｜小説の言葉集

TOP > 風景表現 > 植物 > 草むら・茂み

風のない茂みがじっと闇を抱いてこもる

日野啓三 / 抱擁　作品を確認（amazon）

この表現が分類されたカテゴリ

草むら・茂み

しおりに登録する

前後の文章を含んだ引用

no data

ここに意味を表示

草むら・茂みの表現・描写・類語（植物のカテゴリ）の一覧ランダム５

空地は平らで、くるぶしまでの柔かい草が浅瀬のように広がっていた。

村上春樹「1973年のピンボール (講談社文庫)」に収録　amazon関連カテ荒野・荒れた土地草原・芝生草むら・茂み

若葉に包まれてたった一軒建てられた西洋人の白ペンキ塗りの別荘が、夕日を受けて緑色に染めたコケットの、髪の中のダイヤモンドのように輝いていた。

有島武郎 / 或る女関連カテ光る・輝く草むら・茂み光に照らされた顔や姿

ヘッドライトの光の先の方に、雑草の茂みがドキッとするほど鮮やかな緑色に浮き出す

日野啓三 / 夢の島　amazon

夏草は猛々しい。日にさらされ、雨に打たれ、夏の熱を存分に吸いこんで、猛々しく生い茂る。

あさのあつこ「ガールズ・ブルー (文春文庫)」に収録　amazon関連カテ夏草むら・茂み

なびいたように草木がお辞儀する

このカテゴリを全部見る

「植物」カテゴリからランダム５

（マユミ）マユミの赤い火が燃え移ったみたいに、あたりは少しずつ明るくなっていった。最初は薄青く染まった空気が、ついで朝焼けのオレンジに変わり、やがて透明で清浄な朝が来た。

三浦しをん「神去なあなあ日常 (徳間文庫)」に収録　amazon関連カテ夜明け花

福寿草があちこちに黄色い毬（まり）のように群がって咲く

原田康子 / 挽歌　amazon

笹が風に吹かれてさらさら鳴る

（鉢の菊は）花芯をつつんで雲のように湧きたち

中山義秀 / 厚物咲 (1948年)　amazon

青苔が、庭石にも樹立ちにも、染めつけたようにベッタリ生えて

獅子文六 / 胡椒息子「胡椒息子 (1953年) (角川文庫〈第668〉)」に収録　amazon

風景表現大カテゴリ

表現の大区分

感情・気持ち

食べ物・おいしさ

人物・体のパーツ

感覚・五感

風景・情景

単語の意味と単語が使われた文章

比喩表現だけ取り出す

カテゴリ別表現の言葉辞典

日本語表現インフォ TOPへ

ＴＯＰ｜お問い合わせ・不具合の報告｜運営元情報

日本語表現インフォ(小説の言葉集)