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雨あがりで下の赤土が軟 くなっている
梶井基次郎 / 路上 ページ位置:55% 作品を確認(青空文庫)
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ぬかるみ・どろどろ
雨上がり・晴れ間がのぞく
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前後の文章を含んだ引用
......の獲物だった崖からの近道を通うようになった。 それはある雨あがりの日のことであった。午後で、自分は学校の帰途であった。 いつもの道から崖の近道へ這入 った自分は、雨あがりで下の赤土が軟 くなっていることに気がついた。人の足跡もついていないようなその路は歩くたび少しずつ滑った。 高い方の見晴らしへ出た。それからが傾斜である。自分は少し危いぞと思った。 傾斜に......
単語の意味
赤土(あかつき・せきど)
赤土・・・赤い土。赤色は鉄分に由来するもの。
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ぬかるみ・どろどろの表現・描写・類語(地上・陸地のカテゴリ)の一覧 ランダム5
まだびしゃびしゃするような土の上
有島武郎 / 或る女
泥は脛まであった。ずるずる入る足裏は、固定した基盤に触れなかった。そこまで踏みおろした泥の厚さで、やっと支えている、そういう不安定な感じであった。
大岡 昇平「野火(新潮文庫)」に収録 amazon
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雨上がり・晴れ間がのぞくの表現・描写・類語(晴れ・曇りのカテゴリ)の一覧 ランダム5
(雨上がり)洗い立てのブナの葉、洗い立てのクモの巣、洗い立ての空、何もかもが輝いていて、まるで世界が生まれ変わったよう
細田 守 / おおかみこどもの雨と雪 amazon
雨はもうすっかり上がっていたが、門を出てくる女の子たちは疑ぐり深そうに空を見上げながら傘をさしたりすぼめたりしていた。
村上春樹「風の歌を聴け (講談社文庫)」に収録 amazon
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鳥海山のあの秀麗な姿まで秀麗すぎて、なにかこう絵看板のようにまやかしじみてくるから奇妙である。
森 敦 / 初真桑「月山・鳥海山 (文春文庫 も 2-1)」に収録 amazon
(橋を渡る)人の流れは途切れがなく、あたかも一本の川みたいで、ふたつの川が、ちょうど十字形に交差しているように見えていた。道頓堀川という大きな泥溝と、 夥しい人間の群れによって作りだされている濁流との交わりだった。
宮本 輝「道頓堀川(新潮文庫)」に収録 amazon
多摩川にせり出した、切り立った崖
綿矢 りさ / かわいそうだね?「かわいそうだね? (文春文庫)」に収録 amazon
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今喋ったことは、わたしがあなたに本当に伝えなければならないことの一番外側にある、頭蓋骨みたいなものです。問題の本質は、大脳の奥の小脳の奥の松果体の奥の髄に隠されているのです
小川 洋子 / ドミトリイ「妊娠カレンダー (文春文庫)」に収録 amazon
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