陰毛は行進する歩兵部隊に踏みつけられた草むらみたいな生え方をしている。

杏子のはだかを見ていた。乳房もお臍も、手も足もあった。けれども性器というものは見えない。それは平ったい鳥の子餅のようなものであって

下腹部には細い陰毛が洪水の後の小川の水草のように気持よくはえ揃っている

襞を幾重にも折り、強弱をつけた名器

奇妙な生え方をした陰毛

（壁に擦り付けての自慰）パンツのジッパーを降した。そして、その間から、可哀相な嫉妬の塊りを引きずり出して、今まで彼を受け止めていた壁に 擦り付けた。《…略…》壁には、軟体動物が這ったような跡が次々と付けられる。自分のペニスは最も下等な生物に成り果てたのだと彼は思った。

「お 尻 が、四角になってきてん。ここ二、三年のあいだに」《…略…》確かに弘美の大きな尻からは、丸いものが取れてしまっているようだった。取れたというよりも、新たに生まれた余分な肉が、かどにだけこびりついて、それで四角に変化してしまったように見える

長いペニスが意識を失った生き物のようにだらしなく下に垂れている。

腰の細い娘

潤んで充血した肉片に囲まれているであろうその部分