回転椅子に体をくずして腰かけていた。

椅子の背に両手をかけるようにして

胸を反らせるようにして椅子の背に身体を預け、腕を尊大に組んでいる。

調理台の横におあずけをさせられた犬のように坐った。

今まで堅くしていたひざをくずしてあぐらをかいた。

土に伏し、肱（ひじ）で胸を支えて傷ついたけもののように

（路上に座りこむ）大通りの閉まっている店先のシャッターの前にそのまま座って飲んだ。車がすごいスピードでどんどん通っていった。トラックが行く度に、震動が伝わってきた。 「道に座るって、すごいね。臨場感があって。」《…略…》日常から離れたリズムでぴたりと止まって、車とそしてたまに行きかう人々を眺めていると、世の中が異様にはっきり見えた。ずうっと続く街灯もいつもよりかなり高く、空に近く見えたし、車のライトも色とりどりで、

座っていても何となく棒立ち

（胡坐）胡坐をかくと、その脚の長さが目立つ。

大の字に手足を広げて横になる