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外に一歩出たら、夜風が吹いてくるのとともに急に、時間も動きはじめたような気がした。
吉本 ばなな / らせん「とかげ (新潮文庫)」に収録 ページ位置:72% 作品を確認(amazon)
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出掛ける(外に出る・飛び出す)
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......いた。重ねられてプリズムのように光るコップのひとつひとつが、昼間とはまるでちがった価値を持っているように思えた。 店を出て自分たちの部屋を出たようにカギを閉め、外に一歩出たら、夜風が吹いてくるのとともに急に、時間も動きはじめたような気がした。「もう少し飲んでいきましょうよ。」「いいねぇ。」 急に気持ちも軽くなった。「私はきっと何もかもにあなたのことを見つけて、必ず思いだすわ。」 歩きながらふいに彼女......
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出掛ける(外に出る・飛び出す)の表現・描写・類語(動作・仕草・クセのカテゴリ)の一覧 ランダム5
外に一歩出たら、夜風が吹いてくるのとともに急に、時間も動きはじめたような気がした。
吉本 ばなな / らせん「とかげ (新潮文庫)」に収録 amazon
くらやみを背負って母親が出て来た。
梶井基次郎 / 過古
追っかけられた猫のように、おもてへ飛んで行った。
葉山 嘉樹 / 海に生くる人々 amazon
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女の姿はすでに無く、奥の戸板がかすかに 蠢いていた。たった今、その背後に女を吞み込んだかのように。
阿刀田 高 / 裏側「ナポレオン狂 (講談社文庫)」に収録 amazon
休みなく小母さんは口笛を吹き続けた。口元には、唇をすぼめ、息を吹き出す形を作るのに必要な何本もの皺が刻まれていた。唇の周りに独自の模様を描くその皺の深さを見れば、小母さんがどれくらい一生懸命口笛を吹き続けてきたか、明らかだった。
小川 洋子 / 口笛の上手な白雪姫「口笛の上手な白雪姫」に収録 amazon
少女らしく涙があふれた。
林芙美子 / 新版 放浪記
肩をふるわせて泣きじゃくり
吉本 ばなな / 満月 キッチン2「キッチン (角川文庫)」に収録 amazon
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