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凍って自由にならない手のひらを腰のあたりの荒布にこすりつけて熱を呼び起こしながら
有島武郎 / 生まれいずる悩み ページ位置:36% 作品を確認(青空文庫)
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かじかんだ手・凍えた手
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前後の文章を含んだ引用
......海の中から生まれて来たような老漁夫の、しわにたたまれた鋭い眼は、雲一片のしるしをさえ見落とすまいと注意しながら、顔には木彫のような深い落ち付きを見せている。君の兄上は、凍って自由にならない手のひらを腰のあたりの荒布にこすりつけて熱を呼び起こしながら、帆綱を握って、風の向きと早さに応じて帆を立て直している。雇われた二人の漁夫は二人の漁夫で、二尋ふたひろ置きに本縄ほんなわから下がった針にをつけるのにせわしい。海の上を見渡すと......
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手の平・掌(てのひら)
腰(こし)
手の平・掌・・・手首から先の、物を握ったときに内側になる面。掌(たなごころ)。
・・・1.胴体の下の方の部分で、上体と下肢(かし)をつなぐ部分。座る姿勢をとったとき、骨盤あたりの折り曲がる部分を漠然という。ウエスト。
2.衣服やはかまの腰にあたる部分。
3.あらゆる物の、腰に相当する部分。中ほどより少し下の部分。
4.紙や布などの、しなやかで破れにくい性質。
5.餅(もち)や粉などの、粘りや弾力。
6.刀や袴など、腰につけるものを数えるときの単位。「刀ひと腰」「袴ひと腰」
7.何かをする際の姿勢や構え。「及び腰」「けんか腰」など。
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冷えきった脚が意思どおりには動かない。
沼田 まほかる「彼女がその名を知らない鳥たち (幻冬舎文庫)」に収録 amazon関連カテ寒い・冷気・凍えるかじかんだ手・凍えた手
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