だだをこね泣き、情熱を見せた。
吉本 ばなな「アムリタ(下) (新潮文庫)」に収録 ページ位置:17% 作品を確認(amazon)
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驕り・わがまま
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前後の文章を含んだ引用
......っても、帰りは一緒だし、すぐ帰すと言ってもだめだった。何回も電話し、結構もめた。 ただ結局、何事にも欲望を見せずおとなしくなっていた羊のような弟が、行きたい、とだだをこね泣き、情熱を見せた。そのことが決め手になった。「朔ちゃん、黒いね! 外人だね。」 それが弟の第一声だった。そして暑い暑いと言いながら空港を出て、深呼吸するように屋外の空気の匂いをか......
単語の意味
情熱(じょうねつ)
情熱・・・感情が熱を持っている心理状態。燃え上がるような激しい感情。ある目標や物事に向かって忍耐強くいちずに打ち込むさま。また、そういう気持ち。熱情(ねつじょう)。
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