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赤ぎれとひびと霜焼けが、塵芥と油に固められて、海老の甲羅のようないたましい手を作り上げているのだ。
三島 由紀夫 / 仮面の告白 作品を確認(amazon)
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かじかんだ手・凍えた手
あかぎれ・しもやけ・凍傷
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単語の意味
塵芥(ちりあくた・ごみあくた・じんかい)
海老・蝦(えび)
塵芥・・・塵(ちり)やごみ。値打ちのないもののたとえ。「芥(あくた)」とはごみのこと。「塵」と「芥」はどちらも訓読みで「ごみ」とも読める。
海老・蝦・・・エビ目(十脚類)の甲殻類の一群(長尾類)の総称。水中に住み、足が10本ある甲殻類の動物。体は頭胸部と、7節に分かれ非常に発達した腹部から成る。堅い殻でおおわれ、体を曲げ伸ばして進む。頭には2対の長い触覚がある。食用になるものが多い。「海老(かいろう)」とも読む。
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かじかんだ手・凍えた手の表現・描写・類語(手・指・爪のカテゴリ)の一覧 ランダム5
寒さに手を海老 のように赤くへし曲げながら
有島武郎 / 生まれいずる悩み
有島武郎 / 或る女
蟹の鋏 のようにかじかんだ手
小林多喜二 / 蟹工船
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あかぎれ・しもやけ・凍傷の表現・描写・類語(健康・体調・病気のカテゴリ)の一覧 ランダム5
足が灼 くやうに傷 んで
宮沢賢治 / ひかりの素足
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働きぬいたため、指が成長を邪魔されたかのように先がちびてしまって、株っちょになる
壷井 栄 / 大根の葉 (1960年) amazon
親指の根元が蟹のはさみの肉のように隆起する
河野 多恵子 / 夢の城 amazon
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鼻を真紅 にして帰って来る。
林芙美子 / 新版 放浪記
「健康・体調・病気」カテゴリからランダム5
心身の疲労から眼を 開いていられなかった。節々妙に力が抜け、身動きも出来ぬ心持だった。
直哉, 志賀「暗夜行路 (新潮文庫)」に収録 amazon
洋子は、自分が、バランスを崩しつつあることを自覚した。支えきれないほど大きなトレイを持たされて、そこに載せられた幾つもの玉を安定させようと腐心しているかのようだった。一つを気に掛ければ他方が走り出し、落とさぬように慌てた動作のために、今度は一斉に反対に玉が転がり出してしまう。……そんなことの繰り返しだった。
平野 啓一郎「マチネの終わりに (文春文庫)」に収録 amazon
病人が暗がりの中で、灰色の石のように横たわっている
遠藤 周作 / 沈黙 amazon
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