TOP > 風景表現 > 地上・陸地 > 車窓からの風景


カテゴリ検索 単語の意味
自動車の窓から朝の健康な青空を見上げた。走って行く屋根を見ていた。鉄色にさびた街路樹のこずえに雀の飛んでいるのを私は見ていた。
林芙美子 / 新版 放浪記 ページ位置:20% 作品を確認(青空文庫)
この表現が分類されたカテゴリ
車窓からの風景
しおりに登録する
前後の文章を含んだ引用
......ルな少女らしい夢のようなことであったとしても、今のたよりない身には只わけもなく嬉しかった。ああ! 国へ帰りましょう。……お母さんの胸の中へ走って帰りましょう……自動車の窓から朝の健康な青空を見上げた。走って行く屋根を見ていた。鉄色にさびた街路樹のこずえに雀の飛んでいるのを私は見ていた。
うらぶれて異土のかたいとなろうとも 古里は遠きにありて思うもの……
 かつてこんな詩を何かで読んで感心した事があった。 (十月×日)  秋風が吹くようになった。俊ちゃん......
単語の意味
青空(あおぞら)
雀(すずめ)
鉄色(てついろ・くろがねいろ)
青空・・・1.青く晴れた空。雲のない青い空。青く澄んで見える空。碧空。蒼天。
2.他の語に付いて「戸外で行う」「屋外」「露天」の意味を表す。
・・・ハタオリドリ科の小鳥。人里近くに住み、ハトと同じくらいよく見られる鳥。背中は茶色に黒い班点があって、腹は白い。稲などの穀物を荒らす一方で、害虫もよく食べる。竹と対になり縁起の良いものとされ、画題や家紋となる。
鉄色・・・緑色がかった黒色。鉄の焼肌のような色。光沢が出るほど磨かれた鉄の色ではなく、黒金(くろがね[=黒っぽい状態の鉄])のような色。
ここに意味を表示
車窓からの風景の表現・描写・類語(地上・陸地のカテゴリ)の一覧 ランダム5
電車はゆっくり走り出した。知っているネオンが次々に走り去っていった。
吉本 ばなな / 新婚さん「とかげ (新潮文庫)」に収録 amazon
二人は並んだ顔が景色に透けて、車窓を夜と共に走ってゆくのを見つめ合った。
吉本ばなな / うたかた「うたかた/サンクチュアリ」に収録 amazon
星のように流れていく景色
朝井 リョウ / もういちど生まれる「もういちど生まれる (幻冬舎文庫)」に収録 amazon
このカテゴリを全部見る
「地上・陸地」カテゴリからランダム5
燃えたつようにシバザクラが一面に咲いていた。
山口 瞳 / シバザクラ「山口瞳大全〈第5巻〉」に収録 amazon
「乗り物」カテゴリからランダム5
カテゴリ検索 単語の意味
同じカテゴリの表現一覧
地上・陸地 の表現の一覧 
乗り物 の表現の一覧 
風景表現 大カテゴリ
表現の大区分