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神棚の下に繁ばあちゃんがちんまり座っている。饅頭の亡霊みたいだ。
三浦 しをん「神去なあなあ日常 (徳間文庫)」に収録 ページ位置:16% 作品を確認(amazon)
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じっとする・動かないでいる
座り姿勢
老人
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......か。おーい」 ヨキは呼びかけながら、靴を脱いで茶の間に上がった。俺もあとにつづく。「ヨキ、ちょいとそこに座れ」 暗闇から繁ばあちゃんの声がした。よくよく見ると、神棚の下に繁ばあちゃんがちんまり座っている。饅頭の亡霊みたいだ。「うわっ、ばあさん、おったんかいな」 ヨキが蛍光灯の紐を引っ張る。「なんで明かりをつけんのや」「そんなとこまで、わてが手ぇ届くわけないでっしゃろ」 繁ばあちゃん......
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作りつけの人形のようにじっとすわり込んでいた。
夏目 漱石 / 明暗 amazon
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肘掛け椅子の背もたれに体を投げながら、
池井戸潤「下町ロケット (小学館文庫)」に収録 amazon
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白髪、白髯 の神々しい老人
夢野久作 / ドグラ・マグラ
重役風情の痩せた老人
雫井 脩介「火の粉 (幻冬舎文庫)」に収録 amazon
どこか倣岸なところのある、自尊心の強そうな気難しい老人
井上 靖 / 天平の甍 amazon
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「中年・老人」カテゴリからランダム5
老人は黙って立った。脊が高くちょうど風雨にさらされた山の枯木のような感じがした。
直哉, 志賀「暗夜行路 (新潮文庫)」に収録 amazon
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丸めて捨てた紙屑のように屈(かが)まる
里見 トン / 極楽とんぼ―他一篇 amazon
身を仰け反らせ、今度は背もたれの反動で身を乗り出しながら
平野啓一郎「ある男」に収録 amazon
「動作・仕草・クセ」カテゴリからランダム5
緊張にしめ上げられて、全身の筋肉が古革のようにこわばり、首を動かしただけでも、ぎしぎし音を立てそうなほど
安部 公房 / 第四間氷期 amazon
肩胛骨が水面すれすれに蝶の羽のように美しく動いた
村上 春樹 / 色彩を持たない多崎つくると、彼の巡礼の年 amazon
彼女の体を抱いたのであった。硬 い髯 がザラザラと、彼女の頬を所きらわず刺した。
吉川英治 / 雲霧閻魔帳
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