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......だった。　梶間家には何とも言えず重い空気が立ち込めていた。雪見はリビングで深刻な顔をした三人を前にして六年前の事実を話した。誰に責められているわけでもないのに、ありのままを打ち明けることはつらく苦しかった。知らず知らずのうちに眼が潤み、声が詰まった。「一人で抱え込むことなかったのに」　義母はいたわるようにそう言ってくれた。雪見は頷いたとたんに涙をこぼしてしまった。「誰がやったかっていう心当たりはないのか？」......

単語の意味

潤み（うるみ）

潤み・・・１．水気を帯びて、曇ったような状態。濁（にご）り。滲（にじ）み。
２．潤み色（うるみいろ）のこと。潤んだ（＝濁ってはっきりしない）色。青黒い色。また、黒と赤との間の色。