風が吹いて、無精鬚はかすかにゆらいだ。死骸は、頬のあたりに微笑をうかべているように見えた。
梅崎春夫 / 桜島 作品を確認(amazon)
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死に顔
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単語の意味
頬(ほお・ほほ)
無精・不精(ぶしょう)
頬・・・顔の一部。顔の両脇で、口の真横にあるやわらかい部分。ほっぺ。ほっぺた。
無精・不精・・・精が出ないこと。怠(なま)けること。面倒くさがること。また、そのさま。また、そのさま。身だしなみに無頓着なさまなどにもいう。「精」は、「ひたすらはげむ」という意味。
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死に顔の表現・描写・類語(顔のカテゴリ)の一覧 ランダム5
人々を寄せつけないように整った死に顔
辻井 喬 / 暗夜遍歴 amazon
唇の色が青インキをつけたように、ハッキリ死んでいた。
小林多喜二 / 蟹工船
開きかかった薔薇のような笑みが、唇の上に開きかかっている死に顔
佐藤 春夫 / 佐藤春夫 amazon
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良工が細工物でもするように楽しみながら元気よく朝化粧を終えた。
有島武郎 / 或る女
「生と死」カテゴリからランダム5
(解剖を終えて、)後は縫合するだけだった。空になった胸腹部に、折りたたんで丸めて新聞紙を入れてボリュームを持たせ、縫い合わせていく。頭部も同様に動揺に縫うと、全身をきれいに洗って浴衣を着せた。はらわたが抜かれた分、解剖前より痩せて見える。
鈴木 光司 / らせん amazon
少年の時間は永遠に停止してしまった
翔田 寛「真犯人 (小学館文庫)」に収録 amazon
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