磯臭い蒲団
林芙美子 / 新版 放浪記 ページ位置:29% 作品を確認(青空文庫)
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海沿いの町
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......うなのが沢山置いてあった。線路の上まで白いしぶきのかかるあの蒼茫 たる町、崩れた崖 の上にとげとげと咲いていたあざみの花、皆、何年か前のなつかしい思い出である。私は磯臭い蒲団にもぐり込むと、バスケットから、コロロホルムのびんを出して一二滴ハンカチに落した。このまま消えてなくなりたい今の心に、じっと色々な思いにむせている事がたまらなく......
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丘が、三角の頂上から両足をふんばったように、二つの小尾根を左右に投げ落とす
大岡 昇平 / 野火 amazon
富士山のてっぺんに、ガラス綿のようなちぎれた雲が、かんむりみたいに、馬の吐く息みたいにかかる
阿部 昭 / 千年・あの夏 amazon
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