(彗星)熱くて重い塊
新海 誠「小説 君の名は。 (角川文庫)」に収録 ページ位置:70% 作品を確認(amazon)
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流れ星・彗星
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前後の文章を含んだ引用
......糸守湖に覆い被さるようにして、もっと大きな丸い湖が出来ている。 ──そんなのあたりまえだよ、と私の中のどこかが思う。 あんなものが落ちてきたんだから。 あんなに熱くて重い塊が、頭の上に落ちてきたんだから。 そうだ。 あの時、私は。 関節が無音のまま壊れたみたいに、私は突然に、その場に膝をつく。 私は、あの時。 かろうじて、喉から漏......
単語の意味
彗星(すいせい)
彗星・・・太陽系の小天体。太陽のまわりを細長い楕円を描いて軌道。太陽に近づくと反対側にガスや塵を噴出し、明るく輝く頭部と尾を観測できる。ほうきの形に見えことからほうき星とも。凶兆と考えられた。
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流れ星・彗星の表現・描写・類語(空・中空のカテゴリ)の一覧 ランダム5
まんまえの空の真ん中あたりを長く、すうっと流れ星が流れた。細く光る、真珠のような白だった。そう、そしてそれはかなり長い線で、どんな願い事も言えてしまいそうだった。
吉本 ばなな「アムリタ(下) (新潮文庫)」に収録 amazon
(流れ星が)行ってしまったあとの澄んだ夜空にはいくつもの星だけが静かにまたたいていた。
吉本 ばなな「アムリタ(下) (新潮文庫)」に収録 amazon
大気との摩擦熱で燃え上がり、岩塊がガラス質となり、宝石のように輝いている。
新海 誠「小説 君の名は。 (角川文庫)」に収録 amazon
視線のまっすぐ先の夜空に唐突に、巨大な彗星があった。長くたなびく尾はエメラルドグリーンに輝いていて、その先端は月よりも明るかった。目を凝らすと、細かな塵のような粒がその周囲にきらきらと舞っていた。
新海 誠「小説 君の名は。 (角川文庫)」に収録 amazon
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「空・中空」カテゴリからランダム5
渓谷の青い岩のような雲が月の周りを囲む
黒岩 重吾 / 背徳のメス amazon
欠けてゆく月がはるか天空に小さく強く光っていた。
吉本 ばなな「アムリタ〈上〉 (新潮文庫)」に収録 amazon
紺碧に晴れた空は湖水のように澄みきって
尾崎 士郎 / 人生劇場 青春篇 amazon
夕焼雲がだんだん死灰に変じていった。
梶井基次郎 / 雪後
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