まだ、目が闇に慣れていない。瞬くと、瞼に残ったスタンドの光がにじむ。
重松 清「流星ワゴン (講談社文庫)」に収録 ページ位置：77% 作品を確認（amazon）
この表現が分類されたカテゴリ
目を閉じる
しおりに登録する
前後の文章を含んだ引用
......もう寝て」「離婚してもいいっていう覚悟で、男と会ってるんだろ？ 違うのか？」 返事はない。ため息をつく気配がしたが、反応はそれだけだった。 僕もため息をついた。まだ、目が闇に慣れていない。瞬くと、瞼に残ったスタンドの光がにじむ。美代子の居場所を見失った。闇の色がほんのわずか淡くなったあたりを見つめても、自信が持てない。「心配しないでいいからな」 薄笑いが浮かんだ。むなしさも、悲しさも、......
単語の意味
瞬く（またたく）
瞼・目蓋（まぶた）
瞬く・・・１．見えたり見えなくなったり光がチラチラする。明滅する。
２．まぶたを一瞬のうちに閉じたり開いたりする。まばたく。
２．まぶたを一瞬のうちに閉じたり開いたりする。まばたく。
瞼・目蓋・・・目の蓋（ふた）。眼球の表面をおおって、開閉する皮膚のひだ。瞼（まなぶた）。眼瞼（がんけん）。
ここに意味を表示
目を閉じるの表現・描写・類語（まぶた・まつ毛のカテゴリ）の一覧 ランダム５
閉じた瞼が月の光に青白く照らされて、大きい花びらのように見える
円地文子 / なまみこ物語 amazon
このカテゴリを全部見る
「まぶた・まつ毛」カテゴリからランダム５
愛らしい小鹿の眼みたいに睫（まつげ）が長い
大庭 みな子 / 三匹の蟹 amazon
「目・瞳」カテゴリからランダム５
（目が）まるでボール紙に絵の具塗って描いたみたいに平板なのよ。奥行きがなくて。
村上 春樹 / ノルウェイの森 下 amazon
同じカテゴリの表現一覧
まぶた・まつ毛 の表現の一覧
目・瞳 の表現の一覧
人物表現 大カテゴリ
