背だけがひょろっと伸びた、男の出来損ないのような少年
吉田修一「悪人」に収録 ページ位置:11% 作品を確認(amazon)
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男性
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前後の文章を含んだ引用
......りのころだったか、床屋の主人に、「祐一も、そろそろ、ああしてくれ、こうしてくれって、うるさかこと言うようになるとやろねぇ」と言われたことがある。店の大きな鏡には背だけがひょろっと伸びた、男の出来損ないのような少年の姿が映っていた。「なんか、注文があれば言うてよかぞ」と主人は言った。自費で演歌レコードを制作し、そのポスターを店の壁に貼っているような男だった。 正直、注文と......
単語の意味
背(せ)
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男装の女かと思ったが、 顎 のあたりの青々とした 剃りあとが、正真正銘の男であることを示していた。
宮本 輝「道頓堀川(新潮文庫)」に収録 amazon
ぼさっとして大きく寄りつきがたい巌石(いわお)のような男
新田 次郎 / 芙蓉の人 amazon
小林多喜二 / 蟹工船
背だけがひょろっと伸びた、男の出来損ないのような少年
吉田修一「悪人」に収録 amazon
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若い女が牛河の事務所を訪れた。まだ二十歳にもなっていないかもしれない。身体の線がきれいに出た丈の短い白いワンピースを着て、やはり白い艶のあるハイヒールを履き、パールのイヤリングをつけていた。小柄な割に耳たぶが大きかった。身長は一五〇センチを少し超えたくらいだろう。髪はまっすぐで長く、澄んだ大きな目をしていた。見習いの妖精みたいに見えなくもない。
村上 春樹 / 1Q84 BOOK 3 amazon
倭(やまと)絵の中から抜け出してきたような若殿の姫
芥川 龍之介 / 邪宗門 (1977年) amazon
美醜を超えてチャーミングだと思わせる人
小池真理子「愛するということ (幻冬舎文庫)」に収録 amazon
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