夜の縁日というものは、別に〔歳時記〕できめられたわけではないけれども、やはり、初夏から晩夏にかけての感じがする。
池波 正太郎「食卓の情景 (新潮文庫)」に収録 ページ位置:70% 作品を確認(amazon)
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前後の文章を含んだ引用
......多を取る。 八十をこえた曾祖母が、「正太郎、もう寝るんだよ」 と、友だちの家で遊び惚けている子供のころの私を迎えに来る……今年は、そんな夢を見たいものだ。縁日 夜の縁日というものは、別に〔歳時記〕できめられたわけではないけれども、やはり、初夏から晩夏にかけての感じがする。 だが、子供でも、春から夏にかけての夜には、いくらでも遊べるし、ときには縁日を忘れてしまい、他の遊びに夢中だったことが多かった。 しかし、冬の夜の縁日は、二日も......
単語の意味
初夏(しょか・はつなつ)
晩夏(ばんか)
初夏・・・ 夏の初め。陰暦4月の異名。孟夏(もうか)。首夏(しゅか)。
晩夏・・・夏の終わりのころ。陰暦6月の異名。
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今日は縁日で夕方から賑やか
林芙美子 / 新版 放浪記
柳の青い幹に電灯の導線をくねらせて並んで出ている夜店が、縁日らしいくだけた感じを与えた。
岡本かの子 / 母子叙情
商店街のはずれから境内への道まで露店がひしめきあっている。
宮本 輝 / 泥の河「螢川・泥の河(新潮文庫)」に収録 amazon
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空襲のサイレンが深夜の空に不気味に鳴り響く
林 芙美子 / 晩菊・水仙・白鷺 amazon
熱海の町へ下りると、そこはもう車輛の騒音と排気ガスが渦巻く温泉都市であった。
池波 正太郎「食卓の情景 (新潮文庫)」に収録 amazon
また一つ爆発音が轟いて、また一つ轟いた
井伏鱒二 / 黒い雨 amazon
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