TOP > 人物表現 > 記憶 > 思い起こす・記憶をたどる
有島武郎 / 生まれいずる悩み ページ位置:60% 作品を確認(青空文庫)
この表現が分類されたカテゴリ
思い起こす・記憶をたどる
しおりに登録する
前後の文章を含んだ引用
......が仕事に夢中になって、むつまじくかわしていた世間話すら途絶えさして、黙りこんで手先ばかりを忙 しく働かすような時がある。こういう瞬間に、君は我れにもなく手を休めて、茫然 と夢でも見るように、君の見ておいた山の景色を思い出している事がある。この山とあの山との距 りの感じは、界 の線をこういう曲線で力強くかきさえすれば、きっといいに違いない、そんな事を一心に思い込んでしまう。そして鋏 を持った手......
単語の意味
景色(けしき)
景色・・・風景。眺め。とくに、自然の眺め。
ここに意味を表示
思い起こす・記憶をたどるの表現・描写・類語(記憶のカテゴリ)の一覧 ランダム5
記憶が眠る山を鶴嘴(つるはし)で必死に削り、中から重要な情報を掘り出そうと試みる。
伊坂 幸太郎 / マリアビートル amazon
虹色の光の糸を集め、記憶の薄絹を織る
大庭 みな子 / 三匹の蟹 amazon
その玄関を見ると描くように思い出された。
有島武郎 / 或る女
(記憶をたどる)記憶はほぐれた繭のように、あとからあとからと、糸をひく。どこまでたぐればその繭がすっかり糸になってしまうのか
森田 たま / もめん随筆〈続〉 amazon
このカテゴリを全部見る
「記憶」カテゴリからランダム5
記憶があぶり出しのように浸み出てくる
中村 真一郎 / 夜半楽 amazon
私の一生の 中 でも記録的体験なのに
山田太一「飛ぶ夢をしばらく見ない」に収録 amazon
過去の記憶が無闇に溢れてきたが、何を選び、何に留まるべきかはわからなかった。
平野 啓一郎「マチネの終わりに (文春文庫)」に収録 amazon
感傷の気分で染めあげた嘘八百の美しい追憶
阿部 昭 / 千年 (1977年) amazon
同じカテゴリの表現一覧
記憶 の表現の一覧
人物表現 大カテゴリ