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愛想は良かったが、俺を馬鹿にしたら殺す、とでも秘かに凄んでみせているような圧迫感があった。
平野啓一郎「ある男」に収録 ページ位置:45% 作品を確認(amazon)
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オーラ・貫禄がある人
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前後の文章を含んだ引用
......歪んでしまったせいなんですよ。」 透明のアクリル板越しに座りながら、小見浦は首を斜めに傾けて、城戸を値踏みするように見ながら言った。少し舌足らずな喋り方だった。愛想は良かったが、俺を馬鹿にしたら殺す、とでも秘かに凄んでみせているような圧迫感があった。「イケメン」云々はいかにも口から出任せという感じがしたが──しかも、それが伝わるように意図していた──、「劣等感」の訴えには本心らしさが覗いていた。城戸は、潰れ......
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オーラ・貫禄がある人の表現・描写・類語(人の印象のカテゴリ)の一覧 ランダム5
ひとつしか年がかわらないとは思えないほど威厳があった。背はあまり高くないけれど、何というか、からだから発している空気のようなものが彼女をとても大きな人に見せていた。
湊 かなえ「花の鎖 (文春文庫)」に収録 amazon
サルタンのような性質を持っている女
岡本かの子 / 河明り
brilliantという字の化身のようなそのお方
堀 辰雄 / 菜穂子 amazon
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ネコの死骸そのものより、誰かが殺したという事実が怖い。そこにある意思や感覚が怖い。
あさの あつこ「ガールズ・ブルー (文春文庫)」に収録 amazon
強い茎の花のようにぴんと上がっていた頭がだんだん垂れてくる
円地 文子 / 渦 amazon
立ン坊だの、屑屋だの、軽子だの、乞食だの、まるで生ける餓鬼草紙 みたいな、臭い人種
吉川英治 / 雲霧閻魔帳
骨がみりみり音を立てるほどの勇ましさ
小島 信夫 / アメリカン・スクール amazon
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