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お料理はなんのきまりもないのだから、とらわれないことだ。それから自信をもってまな板に向うことだ。こんな材料ではおいしいものがつくれる筈はないと思う前に、これだけのものでどんなおいしいものをつくってみせようかと考えるほうが幸福だと思う。
石井 好子「巴里の空の下オムレツのにおいは流れる (河出文庫)」に収録 ページ位置:47% 作品を確認(amazon)
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味や料理の分析・哲学
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前後の文章を含んだ引用
......きざんで入れたってよいと思っている。トリや車エビや、みつば、ぎんなんなどのたねが、あまりごろごろ入りすぎているのは、かえって茶わんむし本来の味を損うようなもの。お料理はなんのきまりもないのだから、とらわれないことだ。それから自信をもってまな板に向うことだ。こんな材料ではおいしいものがつくれる筈はないと思う前に、これだけのものでどんなおいしいものをつくってみせようかと考えるほうが幸福だと思う。◆ 紅茶のみのみお菓子をたべて日本でおいしい紅茶の飲めるところは、まずないといっても過言ではない。たまに、一人前ずつ小さいポットに紅茶を入れ、別のポットに熱いお......
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味や料理の分析・哲学の表現・描写(料理(その他)のカテゴリ)の一覧 ランダム5
濃い味、脂ぎった味、極端に辛い味、甘いは、本当の味とはいえない。真実の味とは「淡」である。
藤井宗哲・藤井まり / 魂の食 SOUL FOOD amazon
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「男の味と女の味はちがうんだよ」と言われたことを思いだした。「デパートなどの食堂に行って、じっと見ていてごらん、男はカレーライス、女はチキンライスを食べるよ」と言われた。男性は辛味で女性は甘い味を好む、というたとえ話をされたのだった。そういうことをわきまえながら料理を作らなくてはいけない
石井 好子「東京の空の下オムレツのにおいは流れる (河出文庫)」に収録 amazon
一品一品はいささか田舎料理的風情であっても、一生懸命作っているという気持が、皿の料理から伝わってきた。
石井 好子「東京の空の下オムレツのにおいは流れる (河出文庫)」に収録 amazon
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