雪のために薄くぼかされたまっ黒な大きな山
有島武郎 / 生まれいずる悩み ページ位置:43% 作品を確認(青空文庫)
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雪山
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......狂った。 第一の紆濤 、第二の紆濤、第三の紆濤には天運が船を顛覆からかばってくれた。しかし特別に大きな第四の紆濤を見た時、船中の人々は観念しなければならなかった。 雪のために薄くぼかされたまっ黒な大きな山、その頂からは、火が燃え立つように、ちらりちらり白い波頭 が立っては消え、消えては立ちして、瞬間ごとに高さを増して行った。吹き荒れる風すらがそのためにさえぎりとめ......
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吉川英治 / 八寒道中
雪のために薄くぼかされたまっ黒な大きな山
有島武郎 / 生まれいずる悩み
今はただ一色の白さに雪でおおわれている。そして雲が空を動くたびごとに、山は居住まいを直したかのように姿を変える。
有島武郎 / 生まれいずる悩み
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あらゆる音がジンタのように聞えて来る。
林芙美子 / 新版 放浪記
(沿線に街ができる)「町」が、まるで鉄道の結びコブのように出来る。
小林多喜二 / 蟹工船
どっちを向いても山ばかり
夢野久作 / ドグラ・マグラ
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