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......た。これは本格的だ。引っ張ろうが、捻ろうが外れないわけだ。　運転席の槿の横顔を見る。落ち着いた顔つきをしていた。この人は、と鈴木はあらためて認識する。この人は、街を焼き尽くす業火に巻き込まれても顔色一つ変えないのではないか、そう思えた。「槿さん」交差点の前で停車したところで、鈴木はようやく口を開いた。「何だ」「どうして、あそこが分かったんです」「あそこ？」「僕が縛られていた、ＲＶ......

単語の意味

顔色（かおいろ・がんしょく）

顔色・・・１．顔の表面の色。血色。
２．気持ちを反映した顔のようす。顔つきにあらわれる感情や気持ち。顔つき。機嫌。