干し柿の肉のようにねっとりしたところ... | からすみの味、おいしさを伝える表現・描写｜小説の言葉集

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干し柿の肉のようにねっとりしたところがある

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皿の上のあめ色に透き通った一切れのからすみ

高級珍味といわれ、国産の上級品だと驚くような値段で売られている

カラスミの持つ優しい味は、干し柿の様でもあり、よく焼き上げたパンの耳の様でもあり、どことなくクルミを思わせるところもある

いい色に干しあがったカラスミ

死ぬ危険を冒してでも一度は食べてみるに値するフグの卵とは、ま逆のところに、このカラスミはある。これはそういう優しい味がする。

吉田健一 / 私の食物誌　amazon

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ぷりぷりするような刺身

魚の切り身には、とても美しく焦げ目がついていた。芸術的と言ってもいいくらい端麗な説得力のある焦げ目だった。

村上春樹「スプートニクの恋人 (講談社文庫)」に収録　amazon関連カテ焼き魚焦げる

刺身も並んでるが、厚くって鮪の切り身を生で食うと同じことだ。

夏目漱石 / 坊っちゃん　amazon

かば焼きは、裂き三年、串八年、焼き一生といわれている。

東海林さだお「タコの丸かじり」に収録　amazon

高知の竹輪や蒲鉾は、口当たりが柔らかく、味が極めて淡白だ。

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