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地下鉄の駅に降りていって、なま温かい風を顔に受けた
吉本 ばなな / らせん「とかげ (新潮文庫)」に収録 ページ位置:79% 作品を確認(amazon)
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地下鉄
駅のホーム・駅の構内
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......うとき、人にやさしく物をひろってもらって、ありがとうを言うとき。今にも死にそうなおじいさんがふらふら歩いてくのを見たとき。街中の犬や猫。高いところから見た景色。地下鉄の駅に降りていって、なま温かい風を顔に受けたとき。真夜中電話が鳴ったとき。ほかの誰かを好きになったとき、そのひとの眉の線にも必ず。」「それって、生きとし生けるものってこと?」「うーん……。」 彼女はまた目......
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地下鉄の表現・描写・類語(乗り物のカテゴリ)の一覧 ランダム5
地下の闇にレールの軋む音が轟き、対向車両と擦れ違う際には、軽い衝撃が人々の肩を揺すった。
平野 啓一郎「マチネの終わりに (文春文庫)」に収録 amazon
地下鉄が無数に通る東京の地盤がすかすかだとすれば、軽くゆさぶってやるだけで、ずさんに作られたアリの巣のように、ごそっと地面が陥没するのではないだろうか。
綿矢 りさ / かわいそうだね?「かわいそうだね? (文春文庫)」に収録 amazon
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駅のホーム・駅の構内の表現・描写・類語(店・施設のカテゴリ)の一覧 ランダム5
ホームに入ってきた電車が、彼らとウサギを隔てた。
小川 洋子 / 盲腸線の秘密「口笛の上手な白雪姫」に収録 amazon
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「店・施設」カテゴリからランダム5
蒸汽船のような工場の音がしていた。
林芙美子 / 新版 放浪記
「乗り物」カテゴリからランダム5
まっさおな海面に、漁船は陰になりひなたになり、堅い輪郭を描いて、波にもまれながらさびしく漂っている。
有島武郎 / 生まれいずる悩み
セイレーンはオレンジ色の炎を噴射し、同時にもうもうたる白煙を舞い上げると、総重量三十トンのロケットを射点から浮かび上がらせた。
池井戸潤「下町ロケット (小学館文庫)」に収録 amazon
自転車に片足かけて坂をすべってゆく。
林芙美子 / 新版 放浪記
すぐさま発進した。運転手がクラッチを急激に離したためか、甲高い音を立てて車は一度前のめりになった。けれど、すぐさま体勢を立て直し、喚くようなエンジン音とともに走っていった。
伊坂 幸太郎「陽気なギャングが地球を回す (祥伝社文庫)」に収録 amazon
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