表情は、三日三晩荒野を彷徨った旅人のように荒んで
池井戸 潤「民王 (文春文庫)」に収録 ページ位置:75% 作品を確認(amazon)
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疲れた顔
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前後の文章を含んだ引用
......で、みんなに迷惑はかけたくないんですよ。総理、ご決断を!」 いつのまにか、ほかの議員たちもこのやり取りに気づいて遠巻きに見守っていた。自らの更迭を嘆願する狩屋の表情は、三日三晩荒野を彷徨った旅人のように荒んでいる。「わかった」 やがて、翔はいった。「だけど、その時には俺も辞める」 狩屋の表情に、無数の罅が入ったように見えた。言葉は出てこない。「ほ、本気か泰山」 城山......
単語の意味
荒む(すさむ)
荒む・・・1.精神的に追い込まれた結果、絶望と不安から無気力になったり、どうでもいいという気持ちになったりする。
2.ものごとの上品さや繊細さが失われて、手を抜いたように荒れた感じになる。
2.ものごとの上品さや繊細さが失われて、手を抜いたように荒れた感じになる。
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城館の白い壁が疲れ果てた眼にうつる。
遠藤周作「沈黙(新潮文庫)」に収録 amazon
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