巻蔓は、空の方へ、身を悶えながらもの狂おしい指のように、何もないものを捉えようとしてあせり立っている
佐藤 春夫 / 田園の憂鬱 作品を確認(amazon)
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蔓(つる)
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腐った髪の毛のような蔓
岡本かの子 / 母子叙情
蔓自身は弓弦(ゆづる)のように張りきった
佐藤 春夫 / 田園の憂鬱 amazon
蔓が蛇のようにからみ
北 杜夫 / 谿間にて「新潮日本文学 61 北杜夫集―楡家の人びと・他」に収録 amazon
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(蔦は)金朱のいろの錦の蓑をかけ連ねたように美しくなった。
岡本 かの子 / 蔦の門 amazon
幹の中途からいきなり八方へ炸裂したように、苛立たしさ剥き出しの枝
古井 由吉 / 弟「古井由吉自撰作品 2 水/櫛の火 (古井由吉自撰作品【全8巻】)」に収録 amazon
花瓶にはダリアに似た花がいけられていた。機転のきかない中年女性を連想させるいかにも鈍重な花だった。
村上 春樹 / 1Q84 BOOK 2 amazon
木の幹が白い大蛇のように伸びる
梅本 育子 / 桃色月夜 amazon
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