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(喧嘩した恋人の品を燃やす)火を燃やしたくなったので、からになった炭俵や、枯葉をあつめてどんどを燃やす。私はこうした条件のなかで生きる元気がない。少しもない。大切なものを探し出して燃やしてやりたくなる。
林芙美子 / 新版 放浪記 ページ位置:78% 作品を確認(青空文庫)
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憎悪・憎しみ
焼く・燃やす
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前後の文章を含んだ引用
......クラブだから飲んだのよ。あんた、そう云ったじゃないの……」 ヨシツネさんが急にかがみこんで、私の背中をいつまでもなでてくれた。 * (十二月×日) 火を燃やしたくなったので、からになった炭俵や、枯葉をあつめてどんどを燃やす。私はこうした条件のなかで生きる元気がない。少しもない。大切なものを探し出して燃やしてやりたくなる。部屋のなかへはいって、大切なものを探してみる。野村さんの詩の原稿を三枚ばかり持ち出して火の上にあぶってみる。焼けてしまえばこの詩は灰になるのだと思うと、憎さも憎......
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「憎悪・憎しみ」の表現・描写・類語(嫌いのカテゴリ)の一覧 ランダム5
ピケ隊員の殺気が爆風のように彼女を包んだ。
武田 泰淳 / 風媒花 amazon
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焼く・燃やすの表現・描写・類語(動き・反応・変化・現象のカテゴリ)の一覧 ランダム5
小さめに切って早く火の通るようにする
石井 好子「巴里の空の下オムレツのにおいは流れる (河出文庫)」に収録 amazon
木箱を出して、火の中に入れた。 それはしばらくの間、目立って燃えていた
吉本 ばなな「N・P (角川文庫)」に収録 amazon
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「嫌い」カテゴリからランダム5
憎しみが自分の体の力を奪う
山田詠美「新装版 ハーレムワールド (講談社文庫)」に収録 amazon
それを思うと、武内は 馬鹿らしくなって、ひとり天井を見つめたまま薄笑いを浮かべた。
宮本 輝「道頓堀川(新潮文庫)」に収録 amazon
わっと割れるような息をする。
林芙美子 / 新版 放浪記
「動き・反応・変化・現象」カテゴリからランダム5
切れた電話を耳に当てたまま立ちすくみ、断続する機械音を聞いている。首のあたりの太い血管を通り抜けていく血の音も聞こえる。
沼田 まほかる「彼女がその名を知らない鳥たち (幻冬舎文庫)」に収録 amazon
夏目漱石 / 吾輩は猫である
「伸子」の疑問も人間完成の要求も本質的には達せられず、結局、面は違うが、同じ小市民的層の内輪 をめぐっている
宮本百合子 / 「伸子」について
雪の飛沫 から小さな虹が輪になって出滅する。
岡本かの子 / 河明り
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