今風のマンションほどではないが、 洒落 た外観の鉄筋モルタル造りの建物で、塀に《第二桜荘》という鋳鉄製のプレートが 嵌められていた。
翔田 寛「真犯人 (小学館文庫)」に収録 ページ位置:72% 作品を確認(amazon)
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ビル・建物
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前後の文章を含んだ引用
......だ一帯で、第二桜荘は表通りから路地を十メートルほど入ったところにある。「確かに、建て直されているな」 二階建てのアパートを見上げて、勝田が忌々しげな声で言った。今風のマンションほどではないが、洒落た外観の鉄筋モルタル造りの建物で、塀に《第二桜荘》という鋳鉄製のプレートが嵌められていた。米山克己が住んでいた頃は、隣に建っているアパートと同様、木造二階建ての旧式の建物だったのだろう。 二人はしばしその場に立ち尽くしていたものの、どちらからともなく......
単語の意味
洒落(しゃれ)
洒落・・・戯(さ)れ(=ふざけること)から。「洒落」は当て字。
1.気の利いたさま。粋なこと。その場に合った、気の利いた、人を笑わせる文句。
2.冗談事。
3.気の利いた服装や化粧で、身なりを整えていること。お洒落。
4.今風で、垢抜(あかぬ)けていること。
1.気の利いたさま。粋なこと。その場に合った、気の利いた、人を笑わせる文句。
2.冗談事。
3.気の利いた服装や化粧で、身なりを整えていること。お洒落。
4.今風で、垢抜(あかぬ)けていること。
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