千六本に切った大根の腰の辺りを箸でかき寄せると、大根たちはしなだれかかるように寄せ集められ、ついでに油揚げも寄せ集められ、汁を滴らせながら口の中へ運ばれる。さくさくした大根の歯ざわりとややミルクっぽい味の油揚げの油にまみれた味噌汁が滲み出てくる。大根の甘さと、そこに加わる味噌の塩気。
この表現が分類されたカテゴリ
みそ汁
しおりに登録する
前後の文章を含んだ引用
no data
単語の意味
千六本・繊六本(せんろっぽん)
腰(こし)
千六本・繊六本・・・大根などの切り方のひとつ。4、5センチほどの長さで細長く切ること。千切りより少し太めに切ること。「繊」は、訓読みで「ほそ(い)[=細い]」とも読める。
腰・・・1.胴体の下の方の部分で、上体と下肢(かし)をつなぐ部分。座る姿勢をとったとき、骨盤あたりの折り曲がる部分を漠然という。ウエスト。
2.衣服やはかまの腰にあたる部分。
3.あらゆる物の、腰に相当する部分。中ほどより少し下の部分。
4.紙や布などの、しなやかで破れにくい性質。
5.餅(もち)や粉などの、粘りや弾力。
6.刀や袴など、腰につけるものを数えるときの単位。「刀ひと腰」「袴ひと腰」
7.何かをする際の姿勢や構え。「及び腰」「けんか腰」など。
2.衣服やはかまの腰にあたる部分。
3.あらゆる物の、腰に相当する部分。中ほどより少し下の部分。
4.紙や布などの、しなやかで破れにくい性質。
5.餅(もち)や粉などの、粘りや弾力。
6.刀や袴など、腰につけるものを数えるときの単位。「刀ひと腰」「袴ひと腰」
7.何かをする際の姿勢や構え。「及び腰」「けんか腰」など。
ここに意味を表示
みそ汁の味、おいしさを伝える表現・描写(和食・日本料理のカテゴリ)の一覧 ランダム5
なし崩しに溶けていく味噌の濁流に潜む、すりつぶされた豆の残滓。
萩野アンナ / 食べる女 amazon
このカテゴリを全部見る
「和食・日本料理」カテゴリからランダム5
この店で、聖護院大根や、飛竜頭、コロや海老芋、湯葉など、京都らしいおでん種で酒をのむのは、私のたのしみの一つである。
池波 正太郎「むかしの味 (新潮文庫)」に収録 amazon
なし崩しに溶けていく味噌の濁流に潜む、すりつぶされた豆の残滓。
萩野アンナ / 食べる女 amazon
同じカテゴリの表現一覧
和食・日本料理 の味・おいしさの表現の一覧
食べ物表現 大カテゴリ