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草原が 巾着 の底のように、丘に囲まれて行き止ったところ
大岡 昇平「野火(新潮文庫)」に収録 ページ位置:54% 作品を確認(amazon)
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丘陵・小山・小高い丘
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前後の文章を含んだ引用
......音が起るのを聞いた。強行突破であった。「ちぇっ、困るなあ。ああ派手にやられたんじゃ、あとから行く俺達が、やりにくくってしようがねえ」 と一人の下士官が呟いた。 草原が巾着の底のように、丘に囲まれて行き止ったところから、一方の丘に上ると、頂上に兵達が群れていた。繁みに身を潜め、稜線の彼方を窺っていた。 前は湿原が拡がり、土手で高められた一条の広い道が、横に貫いていた、これ......
単語の意味
草原(そうげん・くさはら)
草原・・・一面に草が生えている広い野原。
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岡本かの子 / 母子叙情
星空の広がりの底を、なだらかに起伏した丘の稜線が黒く這う
浅川 純 / 社内犯罪講座 amazon
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家をゆすって遠いかみなりのような地ひびきをさせ、なにかが通っていきました。
松谷 みよ子 / はと「黒い蝶・うさぎのてぶくろ ほか (松谷みよ子全集)」に収録 amazon
田舎町はひょろ長いさ。都会も人間と同じことで、栄養不良なのは君達みたいに横幅がない。
佐々木邦 / ぐうたら道中記 amazon
赤い火の色が麓の方へ降りて行って、山の姿の半分位までが、明るく光り出した時分には、要の頂上は、瑪瑙(めのう)を磨き立てた様な色になっていた。
内田 百けん / 東京日記「東京日記 他六篇 (岩波文庫)」に収録 amazon
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