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目にびかびかする色の立ち代り、人の転換される画面のテレビ
川上 未映子「乳と卵(らん) (文春文庫)」に収録 ページ位置:39% 作品を確認(amazon)
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映画・テレビ番組
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......ないとはいえ、ゆうてもこれはせっかくの上京なのやからと、少々気を遣ったりしてもその気の遣いはなんら具体を連れてこんので、仕方ないので、緑子と巻子と並んで座って、目にびかびかする色の立ち代り、人の転換される画面のテレビをぼーと眺めていた。けれども巻子も緑子も無言の調子で、笑うこともなく、テレビの中からの笑い声の粒が枠からこぼれてこちらに届くまえにしゅっと蒸発するのが見えるよう......
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(ありきたりなストーリーの退屈な映画)映画は当然すぎるほど当然な筋を辿って凡庸に進展していった。台詞も凡庸なら、音楽も凡庸だった。タイム・カプセルに入れて「凡庸」というラベルを貼って土に埋めてしまいたいくらいのものだった。
村上 春樹 / ダンス・ダンス・ダンス(下) amazon
(暗い部屋でテレビを見る)映像の光に合わせて、彼女の横顔は様々な色に変化していた。
又吉直樹「劇場(新潮文庫)」に収録 amazon
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(武道館でのライブ)たったひとりの彼女が何か言うたび一万人以上分の声が一斉に波打つその様子は、まるで、薄皮一枚で包まれている宇宙を指でつっついている神様のようだ。
朝井 リョウ「武道館 (文春文庫)」に収録 amazon
悪くない映画だったが途中で何度も考え事をしたので映画の筋がずたずたに分断されてしまった。《…略…》映画のエンドマークが出ると、僕は殆んど筋のわからないまま席を立って外に出た。
村上 春樹 / ダンス・ダンス・ダンス(下) amazon
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