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ここの鴨南蛮を食べるのが楽しみだ。ここの鴨のうまさは、ちょいと類がない。それに火の通し加減が、なんともいえずよく、鴨の一番うまい味を出している。これ以上火を通せば煮え過ぎるし、と言って、これ以下ではナマのきらいがあると言った一点をとらえている。
小島 政二郎 / 食いしん坊〈第2〉 作品を確認(amazon)
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鴨
味や料理の分析・哲学
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単語の意味
類・類い(たぐい)
類・類い・・・同じ程度のもの。同じ種類のもの。同類。同種。比(比い)とも書く。
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鴨の味、おいしさを伝える表現・描写(肉(素材)のカテゴリ)の一覧 ランダム5
鴨は恐ろしく雑食だと聞いたが、その濃厚な味を味わうと、穀類ばかり食べてるのではと思いたくさせる
吉田健一 / 私の食物誌 amazon
(グリル)ほんの少し土臭い風味も漂わせている野鴨の肉を、オレンジの果肉が鎮め、あるいはいっそう引き立ててながら口に運ぶと、自然と人工、野性と優雅の双方が同時に私の舌に乗り、高級という感慨に襲われる
丸谷才一 / 日本の名随筆 59 菜(ヨコハマ朝がゆホテルの洋食) amazon
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味や料理の分析・哲学の表現・描写(料理(その他)のカテゴリ)の一覧 ランダム5
おいしいものというのは、なにもお金のかかったものではなく、心のこもったものだと私は信じている。 《…略…》私のおいしいと思うものは、銀のお盆にのったしゃれた高価な料理ではなく、家庭的な温かい湯気のたつ料理だ。 台所から流れるフライパンにバタがとけ卵がこげてゆく匂い、それは台所で歌われている甘くやさしいシャンソンではないだろうか。
石井 好子「巴里の空の下オムレツのにおいは流れる (河出文庫)」に収録 amazon
「若いうちこそ美容院に通い、衣裳店をめぐり、それで男の心をつなぎとめていても、年をとってくると、みんな急にお料理に熱を上げる。ダンナさまを家につなぎとめるものは、おいしい料理だけだから……」
石井 好子「巴里の空の下オムレツのにおいは流れる (河出文庫)」に収録 amazon
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「肉(素材)」カテゴリからランダム5
(伊賀牛)赤い肉の色に、うすく靄がかかっている。 鮮烈な松阪牛の赤い色とはちがう。 松阪の牛肉が丹精をこめて飼育された処女なら、こちらの伊賀牛はこってりとあぶらが乗った年増女である。
池波 正太郎「食卓の情景 (新潮文庫)」に収録 amazon
あらゆる肉の中でもっともすばらしい肉と言っていいのかもしれない
海老沢泰久 / 美味礼讃 amazon
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機内食が粘土のようだった
川村 元気 / 世界から猫が消えたなら amazon
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