藤色の空に物憂い月が出て居る。卯の花のように白い白い月が。
石坂 洋次郎 / 若い人 作品を確認(amazon)
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月
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単語の意味
藤色(ふじいろ)
物憂い(ものうい)
藤色・・・藤の花の色。藤の花に似た薄い紫色。
物憂い・・・気持ちがさっぱりしない。なんとなく心にわだかまりがある。だるくて何もかも面倒だ。「物」は、なんとなくそういう感じがすることを表す。
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藤色の空に物憂い月が出て居る。卯の花のように白い白い月が。
石坂 洋次郎 / 若い人 amazon
月が、黒い布のような雲に巻きこまれる
梅本 育子 / 桃色月夜 amazon
昼の月が、やぶけたオブラートのように、青い空に張りついていた。
山本 有三 / 波 amazon
その月の色は私たちが時たま鶏卵の中に発見するような、黄身が赤みがかったものに似ていた。
庄野 潤三 / 相客「プールサイド小景・静物 (新潮文庫)」に収録 amazon
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日が西の空の土手のような雲の端に近く据って
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