TOP > 人物表現 > 動作・仕草・クセ > 姿勢がいい.背筋を伸ばす
背すじが 毅然と伸びていて「意志」が立っているようだった。
吉本ばなな / うたかた「うたかた/サンクチュアリ」に収録 ページ位置:20% 作品を確認(amazon)
この表現が分類されたカテゴリ
姿勢がいい.背筋を伸ばす
しおりに登録する
前後の文章を含んだ引用
......れてからは楽しかったよ。」 私は話す嵐をじっと観察した。 せまい額の理知、大きく聡明な瞳、無造作にはねた髪の野性、大きくがっちりした肩。背はそれほど高くないが、背すじが毅然と伸びていて「意志」が立っているようだった。彼はなにもかもがあまりにも彼らしくひとつにまとまっていて、とても乾いた印象があった。「なにをじろじろ見てるんだ?」 と嵐が言った。電車はがたごと揺れながら、ゆる......
単語の意味
背(せ)
毅然(きぜん)
毅然・・・毅(つよ[=強])い態(すがた[=姿])。堂々とした態度。自らの信念を曲げたり誘惑に負けたりするところがまったく見られないさま。
「毅」は訓読みで「つよ(い)」と読める。「態」は訓読みで「すがた、なり」と読める。
「毅」は訓読みで「つよ(い)」と読める。「態」は訓読みで「すがた、なり」と読める。
ここに意味を表示
姿勢がいい・背筋を伸ばすの表現・描写・類語(安心するのカテゴリ)の一覧 ランダム5
鉄の柱でも入れたみたいに背筋がまっすぐ伸びて、顎がぐいと後ろに引かれている。
村上 春樹 / 1Q84 BOOK 1 amazon
このカテゴリを全部見る
「安心する」カテゴリからランダム5
有島武郎 / 或る女
(なんとかできる)田んぼのぬかるみを、転ばずに端から端まで歩けたという程度のこと
平野 啓一郎「マチネの終わりに (文春文庫)」に収録 amazon
「動作・仕草・クセ」カテゴリからランダム5
(フラダンス)それに、ステージの上のあざみさんはだれよりも輝いていた。 長い髪の毛が生き物のように揺れ、スカートがきちんとリズムを刻んで、顔はうっとりと優しく微笑み、肌はぴかぴかに黒かった。裸足の足が床に触れるごとに世界が喜んでいるのがわかった。ああ、世界は今彼女を愛している。そして彼女も大きな美しさを世界に返している、そう思った。 その交歓は官能的ではあったが、全く 淫靡 ではなかった。 まるで花が性器であるその部分を太陽に向かって大きく開いてその香りや色で人びとや虫たちを幸せにしているような感じだった。生まれてきたこと、今、この世に存在することの歓びがあふれていた。それは一方的なものでなくて、世界も彼女がいることを喜んでいるのだった。踊りという言葉でそれは空間に広がって、また戻ってくる。その光に私は魅せられた。 ああ、こういうのが恋っていうんだ。世界も彼女に恋をしているけれど、彼女を欲しがってはいない、そう感じた。それなのに彼女は全身が蜜みたいに甘くしっとり濡れている。世界は彼女を見たがっている。
よしもとばなな / まぼろしハワイ「まぼろしハワイ」に収録 amazon
涙を振りほどきながら、男に云った
林芙美子 / 新版 放浪記
その姿は煙のように消えてしまった。
豊島与志雄 / 理想の女 amazon
熱い涙が目をこがすように痛めて流れ出した。
有島武郎 / 或る女
同じカテゴリの表現一覧
安心する の表現の一覧
動作・仕草・クセ の表現の一覧
感情表現 大カテゴリ