TOP > 人物表現 > 体つき・体型・体全体の様子 > 引き締まった、贅肉のない体つき


カテゴリ検索 単語の意味
彼女かのじょの姿態に針一きの間違いもなく手間の極致をつくしてり出した象牙ぞうげ細工のような非人情的な完成が見られた。人間の死体のみが持つ虚静の美をこの娘は生ける肉体に備えていた。
岡本かの子 / 渾沌未分 ページ位置:17% 作品を確認(青空文庫)
この表現が分類されたカテゴリ
引き締まった、贅肉のない体つき
しおりに登録する
前後の文章を含んだ引用
......太紐ふとひもで荒くかがって風のけるようにしてある陣羽織じんばおり式の青海流の水着をぐと下から黒の水泳シャツの張り付いた小初の雄勁ゆうけいな身体がき出された。こういう職務に立つときの彼女かのじょの姿態に針一きの間違いもなく手間の極致をつくしてり出した象牙ぞうげ細工のような非人情的な完成が見られた。人間の死体のみが持つ虚静の美をこの娘は生ける肉体に備えていた。小初は、櫓板の端にすらりと両股りょうまたを踏み立て、両手を前方肩の高さにのばし、胸を張って呼吸を計った。やや左手の眼の前に落ちかかる日輪はただれたような日中のごみを風に......
単語の意味
極致(きょくち)
人情(にんじょう)
姿態・姿体(したい)
肉体(にくたい)
極致・・・到達することのできる一番上の状態。最高の状態。極み(きわみ)。
人情・・・他人への思いやりや情け。
姿態・姿体・・・動きを含め、からだの線が作り出す見た目。体つき。
「態」は訓読みで「すがた、なり」と読める。
肉体・・・肉から構成されている体。生きている人間の体。生身の体。
ここに意味を表示
引き締まった、贅肉のない体つきの表現・描写・類語(体つき・体型・体全体の様子のカテゴリ)の一覧 ランダム5
このカテゴリを全部見る
「体つき・体型・体全体の様子」カテゴリからランダム5
カテゴリ検索 単語の意味
同じカテゴリの表現一覧
体つき・体型・体全体の様子 の表現の一覧 
人物表現 大カテゴリ
表現の大区分