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本を読んでいる沈黙のとき
吉本 ばなな「アムリタ〈上〉 (新潮文庫)」に収録 ページ位置:68% 作品を確認(amazon)
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黙る・沈黙
本を読む・読書
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前後の文章を含んだ引用
......な子になった。 でも浜辺を歩いているときも、盛り場に出てパチンコをして当たっておおもうけして笑いが止まらないときも、夜部屋でTVを見ていても、寝る前電気を消して本を読んでいる沈黙のときも、決して家や学校のことを話さなかった。 そもそもどうしてここにきたのかを話すこともなかった。 私は彼の、傷ついた分量を知らない。 彼がそれを癒すのにどのくらい......
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黙る・沈黙の表現・描写・類語(声・口調のカテゴリ)の一覧 ランダム5
医師は、無口だった。が気まずい感じではなかったので、わたしも無理に話題を探そうとしなかった。
小川洋子 / 完璧な病室「完璧な病室 (中公文庫)」に収録 amazon
雨に濡れた鹿苑寺の大きな黒い瓦屋根のような沈黙の重みが私の上に在った。
三島 由紀夫 / 金閣寺 amazon
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本を読む・読書の表現・描写・類語(動作・仕草・クセのカテゴリ)の一覧 ランダム5
眼が梢上(しょうじょう)の小鳥のように、活字と活字の間を飛ぶ
徳永 直 / 太陽のない街 amazon
記事を片隅からガリガリ物を噛むような調子で読み出した。
石坂 洋次郎 / 若い人 amazon
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「声・口調」カテゴリからランダム5
何か彼に言葉を掛けたいと、わたしは胸苦しいほどにそう思った。このままいつまでも黙っていると、彼の横顔が本当に消えてなくなってしまいそうな気がした。 「続きのお話は、もうないのですか」 わたしは一つ一つの言葉を、抱き締めるようにして言った。
小川 洋子 / 夕暮れの給食室と雨のプール「妊娠カレンダー (文春文庫)」に収録 amazon
赤ん坊は、針にでも刺されたように、たちまちいたいたしい泣き声を上げる。
芥川龍之介 / 偸盗
「動作・仕草・クセ」カテゴリからランダム5
心臓は妙な打ち方をした。
中島 京子「小さいおうち (文春文庫)」に収録 amazon
杭のように動かなかった。
野上 彌生子 / 哀しき少年「野上彌生子全小説 〈8〉 哀しき少年 明月」に収録 amazon
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