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てのひら一杯にのるくらい大きく、皮をむくとつるつるの白いみの出てくる、きめのこまかい白桃は、おいしいにはおいしいが、なんだかこくがない。むしろ、小さくて黄色みをおびて、きずも少しついている、すっぱみも少しある安い桃のほうが味がよい。
石井 好子「巴里の空の下オムレツのにおいは流れる (河出文庫)」に収録 ページ位置:55% 作品を確認(amazon)
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......方が上だし、パリで珍重されているフレーズ・デュ・ブワという爪の先ほどに小さい、野生の香りも高いいちごの方が、ずっとすぐれているような気がする。白桃だってそうだ。てのひら一杯にのるくらい大きく、皮をむくとつるつるの白いみの出てくる、きめのこまかい白桃は、おいしいにはおいしいが、なんだかこくがない。むしろ、小さくて黄色みをおびて、きずも少しついている、すっぱみも少しある安い桃のほうが味がよい。果物もあまり改良されてしまうと、本来の味が消えて、まずくなるのではないか、と心配だ。◆ 作る阿呆に食べる阿呆とにかく、私はよほどお料理ずきらしい。仕事に追われて......
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