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夜気はこまやかにしんとして、遠くごく遠く波の音もする。夜、波の音は何故あのように闇にこもるように響くのだろう。
宮本百合子 / 明るい海浜 ページ位置:34% 作品を確認(青空文庫)
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波の音・潮騒
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前後の文章を含んだ引用
......もった。陽子は、新らしい机の前にかけて見た。正面に夜の硝子窓があった。その面に、電燈と机の上のプリムラの花が小さくはっきり映っている。非常に新鮮な感じであった。夜気はこまやかにしんとして、遠くごく遠く波の音もする。夜、波の音は何故あのように闇にこもるように響くのだろう。耳を澄ましていると、 「御免下さい」  婆さんが襖をあけた。 「何にもありませんですがお仕度が出来ました、持って上ってようございますか」  陽子は気をとられていたので、......
単語の意味
夜気(やき)
夜気・・・1.夜の冷えた空気。
2.夜の静かな雰囲気や気配。
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