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コツ、コツ、コツ……  啄木鳥きつつきみたいに、蔵六が、牢を指でたたいた。
吉川英治 / 雲霧閻魔帳 ページ位置:33% 作品を確認(青空文庫)
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ドアのチャイム・呼び鈴
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前後の文章を含んだ引用
......刻やつになると、老牢番、蔵六が、どんよりした顔を持って、勤務つとめに出てきた。  牢格子を隔てて、ちら、と見合ったが、眼と眼だけで、時刻を待った。  待ちかねた夜半よなかが来た。  コツ、コツ、コツ……  啄木鳥きつつきみたいに、蔵六が、牢を指でたたいた。雲霧は這いよって、 「うぬッ、恩を仇で」  と、睨んだ。  再吟味のあったことを聞いていた蔵六は、あわてて、かぶりを振って、 「門違いだ。親分、おめえが、間違えたんだ」......
単語の意味
啄木鳥・啄木(きつつき・けら・けらつつき)
啄木鳥・啄木・・・キツツキ科の鳥の総称。名前どおり強堅な嘴(くちばし)で樹皮の下にいる虫をつついて食べる。巣は幹を掘って洞穴を作る。4本の趾(あしゆび)の内、2本は前に残り2本は後ろに向いた鋭い鉤爪(かぎづめ)は、木の幹にとまるのに適している。尾羽は非常に硬く、これを幹に当て、体を支えながら巧みに幹をよじ登る。雄のみ頭が赤い。「ケラ」「ケラツツキ」は古名。
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小屋の戸をだれかが少しずつゆさぶっている
遠藤周作「沈黙(新潮文庫)」に収録 amazon
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電球の球は堅い蕾のように《…略…》光沢なく点っている。
葛西 善蔵 / 悪魔「葛西善蔵全集〈第1巻〉 (1974年)」に収録 amazon
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