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岸に立っている二人の黒点が見えなくなると
林芙美子 / 新版 放浪記 ページ位置:47% 作品を確認(青空文庫)
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遠くの人
遠くに見える・遠ざかる
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前後の文章を含んだ引用
......い声で云った。船の中には露に濡れた野菜がうずたかく積んであった。 ああ何だか馬鹿になったような淋しさである。私は口笛を吹きながら遠く走る島の港を見かえっていた。岸に立っている二人の黒点が見えなくなると、静かなドックの上には、ガアン、ガアンと鉄を打つ音がひびいていた。尾道についたら半分高松へ送ってやりましょう。東京へかえったら、氷屋もいいな、せめて暑い日盛りを......
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遠くの人の表現・描写・類語(人の印象のカテゴリ)の一覧 ランダム5
小さな影が黒い礫(つぶて)のように広場の中に駈けだして行った。
林 房雄 / 青年 (1964年) amazon
四階の図書室の窓から見える二人の背中は、心細いくらいに遠くはかない
小川洋子 / 冷めない紅茶「完璧な病室 (中公文庫)」に収録 amazon
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遠くに見える・遠ざかるの表現・描写・類語(距離のカテゴリ)の一覧 ランダム5
(青い)ワゴンはみるみる遠ざかっていく。それはただの青い点となり、やがて町の景色の一部となった。
428 ~封鎖された渋谷で~ amazon
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「距離」カテゴリからランダム5
大きな渦に引き寄せられるみたいに、お互いに向けて近づけられている。
村上 春樹 / 1Q84 BOOK 2 amazon
「人の印象」カテゴリからランダム5
(ロナルド・レーガン大統領と中曽根康弘首相の写真)写真映りのせいもあるのだろうが、彼らは建材を安価で粗悪なものにすり替える相談をしている二人の建築業者のように見えた。
村上 春樹 / 1Q84 BOOK 3 amazon
トイレの中、鏡に頭を叩きつけたい気分で、俺は深くふかくうなだれている。
新海 誠「小説 君の名は。 (角川文庫)」に収録 amazon
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