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片頬 をひきつらせて、また笑った。
宮本 輝 / 泥の河「螢川・泥の河(新潮文庫)」に収録 ページ位置:56% 作品を確認(amazon)
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笑顔
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前後の文章を含んだ引用
......。「……ええか?」 母親は立ちあがり手の甲で首筋の汗をぬぐった。そして黙って鏡台の前に坐った。 入って来た男が信雄を眺めながら、「おっ、先客かいな」 と言った。片頬をひきつらせて、また笑った。そして信雄の頭を撫でようと腕を伸ばしてきた。信雄は男のかたわらをすり抜け、表に出た。靴をはくのももどかしかった。両の手でズック靴をつかんでぬかるみを走り、細道を......
単語の意味
頬(ほお・ほほ)
頬・・・顔の一部。顔の両脇で、口の真横にあるやわらかい部分。ほっぺ。ほっぺた。
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笑うと細い鼻筋に皺が寄り、薄い唇が曲るので貧相な感じを受けた。
松本 清張 / 真贋の森「松本清張ジャンル別作品集(3) 美術ミステリ (双葉文庫)」に収録 amazon
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好もしいものを見るという幸福な顔
岡本かの子 / 巴里祭
親しげに笑いかけてきた。真ん丸い目が細くなり、ますます幼い顔になる。
村田 沙耶香「しろいろの街の、その骨の体温の」に収録 amazon
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峨眉山もどよむ程、からからと高く笑い
芥川龍之介 / 杜子春
会話の笑顔を引きずったまま、勲に「お帰り」と声をかけた。
雫井 脩介「火の粉 (幻冬舎文庫)」に収録 amazon
良家の若奥さまふうに上品に頰笑んでいた
阿刀田 高 / 来訪者「ナポレオン狂 (講談社文庫)」に収録 amazon
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