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何だか忘れそうな影のうすい顔
林芙美子 / 新版 放浪記 ページ位置:69% 作品を確認(青空文庫)
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素朴な人・地味な印象の人
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...... 双葉劇団と云うのは田舎まわりの芝居なのだそうだ。女優が少ないので、もうすぐからでもけいこにかかってもいいと云った。 白いハンカチが胸ポケットからはみ出ている。何だか忘れそうな影のうすい顔だ、いやらしいものが直感で胸に来る。どんな事でもがまんはするけれど、こんな男にだまされるのは厭 だ。サラリーは働き次第だと云う事だけれど、私は戸外の雨ばかり見てい......
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何だか忘れそうな影のうすい顔
林芙美子 / 新版 放浪記
津軽リンゴか静岡茶の広告ポスターに、野良着姿で出て来る女のような素朴さを感じさせる娘
曽野 綾子 / たまゆら amazon
一度覚えてもすぐに忘れてしまうような顔だちなのだ。夢の中どころか、まっ昼間に一本道ですれちがったって気がつかないかもしれない。
村上春樹「スプートニクの恋人 (講談社文庫)」に収録 amazon
目も細くて鼻も小さくて唇も薄くてピンとこない顔だ。
瀬尾 まいこ「そして、バトンは渡された (文春文庫)」に収録 amazon
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混み合った終電の中に、顔中血まみれのおれが乗り込んでいくと、見る見るうちにおれのまわりに空間ができる。遠巻きにして、こわごわながめられているのだ。 みんな、見て見ぬふりをして、そのくせ視界のはしっこに必ずおれをとらえている。
中島 らも / 今夜、すベてのバーで amazon
悟っているなんて言う安っぽい言葉じゃ説明できない人。
吉本 ばなな / 血と水「とかげ (新潮文庫)」に収録 amazon
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