顔は何か輝いていて幸福そう
林芙美子 / 新版 放浪記 ページ位置:56% 作品を確認(青空文庫)
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幸せ・満足な気持ち
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前後の文章を含んだ引用
......いさんはいいひとが出来たと云った。そして結婚をするかも知れないと云っている。うらやましくて仕様がない。今は只沈黙っていたいと云っていた。淋しかったが、たいさんの顔は何か輝いていて幸福そうだ。みじめな者は私一人じゃないか。私はくず折れた気持ちで、片づけているたい子さんの白い手を呆 んやりながめていた。 * (二月×日) 黄水仙の花には何......
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胸には静かな幸福な気持が自然に 湧き上って来た。
直哉, 志賀「暗夜行路 (新潮文庫)」に収録 amazon
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(蠣を食べると)何か小さな物が舌の上に残ったので、彼はそれを指の先に落して見た。それは目高の眼程の小さい真珠だった。 勿論 大きさからいっても別に 価 のあるものではなかったが、口へ入れたものから、そんなものの出たところに何かしら幸運らしい気持が感ぜられた。
直哉, 志賀「暗夜行路 (新潮文庫)」に収録 amazon
あんまり幸福なせいか、かえって淋しくて仕様がない。
林芙美子 / 新版 放浪記
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明るい一笑を投げて
吉川英治 / 無宿人国記
彼はその喜びを少しでも失わないように、何か壊れ物を抱いている時のような気持ちで歩いていった。
横光 利一 / 悲しみの代価「日本の文学〈第37〉横光利一 (1966年) 悲しみの代価 日輪 上海 他」に収録 amazon
彼は走りはじめた。私は小走りでついて行った。 不思議と 爽快 な気分だった。わくわくする感じ、自分が別のリアリティに入り込んだ気分、久々にこれを味わえただけでいいと思った。
吉本 ばなな「アムリタ〈上〉 (新潮文庫)」に収録 amazon
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