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正直に語ることはひどくむずかしい。僕が正直になろうとすればするほど、正確な言葉は闇の奥深くへと沈みこんでいく。
村上春樹「風の歌を聴け (講談社文庫)」に収録 ページ位置:1% 作品を確認(amazon)
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口下手・話下手・うまく言葉にできない
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前後の文章を含んだ引用
......いは事態は全く同じということになるかもしれない。結局のところ、文章を書くことは自己療養の手段ではなく、自己療養へのささやかな試みにしか過ぎないからだ。 しかし、正直に語ることはひどくむずかしい。僕が正直になろうとすればするほど、正確な言葉は闇の奥深くへと沈みこんでいく。 弁解するつもりはない。少くともここに語られていることは現在の僕におけるベストだ。つけ加えることは何もない。それでも僕はこんな風にも考えている。うまくいけばずっ......
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佃は話下手であった。自分から話題を展開させる性質 の男でなかった。
宮本百合子 / 伸子
酷く雪が降っていて、静かな分だけ、途切れがちな会話が洋子を居た堪らない気持ちにさせた。
平野 啓一郎「マチネの終わりに (文春文庫)」に収録 amazon
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口だけで生きてきた奴
伊坂 幸太郎「陽気なギャングが地球を回す (祥伝社文庫)」に収録 amazon
母もまた、なにか物言いたげな表情を浮かべていた。なにか言おうとしてはやはりやめて、野菜を口に入れた。ひと口ごとに言葉をのみ下すような感じだった。
吉本ばなな / うたかた「うたかた/サンクチュアリ」に収録 amazon
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