武士道は知識を重んじるものではない。重んずるものは行動である。
新渡戸稲造 訳:岬龍一郎「いま、拠って立つべき“日本の精神” 武士道 (PHP文庫)」に収録 ページ位置:11% 作品を確認(amazon)
この表現が分類されたカテゴリ
武士道
しおりに登録する
前後の文章を含んだ引用
......ある。 儒教では人間と宇宙はひとしく精神的かつ道徳的なものであるとされた。それゆえに、宇宙の運行と道徳とは無関係だとするバクスリーの見解を、武士道は否定する。 武士道は知識を重んじるものではない。重んずるものは行動である。したがって知識はそれ自体が目的とはならず、あくまで智恵を得るための手段でなければならなかった。単に知識だけをもつ者は、求めに応じて詩歌や格言をつくり出す〝便利な......
単語の意味
重んじる(おもんじる)
重んじる・・・尊重する。考え方や気持ちやしきたりなどを大切にする。
ここに意味を表示
武士道の表現・描写・類語(思考・頭の中の状態のカテゴリ)の一覧 ランダム5
武士道のヨーロッパにおける原型である騎士道
新渡戸稲造 訳:岬龍一郎「いま、拠って立つべき“日本の精神” 武士道 (PHP文庫)」に収録 amazon
「義」は、武士の掟の中で、もっとも厳格な徳目である。サムライにとって卑劣なる行動、不正なふるまいほど 忌まわしいものはない。《…略…》「義は自分の身の処し方を道理に従ってためらわずに決断する力である。死すべきときには死に、討つべきときには討つことである」
新渡戸稲造 訳:岬龍一郎「いま、拠って立つべき“日本の精神” 武士道 (PHP文庫)」に収録 amazon
武士道は、いっそうサムライの心の肉襞に刻み込まれ、強力な行動規範としての拘束力を持ったのである。
新渡戸稲造 訳:岬龍一郎「いま、拠って立つべき“日本の精神” 武士道 (PHP文庫)」に収録 amazon
(武士道は)数十年、数百年もの長きにわたる日本の歴史の中で、武士の生き方として自発的に醸成され発達を遂げたものなのである。
新渡戸稲造 訳:岬龍一郎「いま、拠って立つべき“日本の精神” 武士道 (PHP文庫)」に収録 amazon
このカテゴリを全部見る
「思考・頭の中の状態」カテゴリからランダム5
頭脳が氷点下の泥沼のように凍結して、一時活動を停止する
木山 捷平 / 白兎・苦いお茶・無門庵 amazon
(川に飛び込んでいく人たちの事情が分からず)その人々が、みんな視力の錯覚にかかっているように見えた。
吉川英治 / 無宿人国記
同じカテゴリの表現一覧
思考・頭の中の状態 の表現の一覧
人物表現 大カテゴリ