おでんの匂いというのは、うなぎの蒲焼やイカのタレ焼きとともに、遠いところにいる人をも引きつける力がある。その強力で魅力的な匂いが最短距離の眼下から立ち上ってきて、鼻孔に直行する
東海林さだお / タクアンの丸かじり 作品を確認(amazon)
この表現が分類されたカテゴリ
おでん
しおりに登録する
前後の文章を含んだ引用
no data
単語の意味
鼻孔(びこう)
眼下(がんか)
鰻(うなぎ)
烏賊・柔魚(いか)
鼻孔・・・鼻の孔(あな)。鼻の穴。「孔」は、訓読みで「あな」と読める。
眼下・・・見下ろした辺り一面。
鰻・・・ウナギ科、細長い円筒状のヘビのような魚。体の表面は粘膜に覆われ、ぬるぬるして捕まえにくい。深海で産卵し生まれ、成長した春、河川に上る。食用で、脂が多く栄養価が高い。主には蒲焼などにして食べる。
烏賊・柔魚・・・ツツイカ目とコウイカ目の軟体動物の総称。触腕(しょくわん)が1対、足が4対の計10本が口の周りにある。4対の足は多くの吸盤を具える。1対の触腕は非常に長く、先端だけに吸盤があって、伸ばして餌をつかむ。敵に会うと腹の中の墨を吹き出し、敵の目をあざむき逃げる。食用。「墨魚(ぼくぎょ)」とも。
ここに意味を表示
おでんの味、おいしさを伝える表現・描写(和食・日本料理のカテゴリ)の一覧 ランダム5
おでん種全体の色は茶色系なので、どうしても暗め、陰気、古めかしい雰囲気はまぬがれない
東海林さだお / コロッケの丸かじり amazon
このカテゴリを全部見る
「和食・日本料理」カテゴリからランダム5
(どて焼き)丸い鉄鍋が豪勢に湯気を立て、煮えたぎるセピア色の液体から無数の串が突き出ている。全体として巨大のウニの棘のように見える。豆腐、コンニャク、焼き鳥のようなもの、までは見分けられた。
萩野アンナ / 食べる女 amazon
里芋のコロコロしたのを薄く切って、小松菜を一緒にたいた味噌汁
林芙美子 / 新版 放浪記
同じカテゴリの表現一覧
和食・日本料理 の味・おいしさの表現の一覧
食べ物表現 大カテゴリ