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カーテンの隙間から薄い夜の光が差し込むいつもの部屋
沼田 まほかる「彼女がその名を知らない鳥たち (幻冬舎文庫)」に収録 ページ位置:46% 作品を確認(amazon)
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室内の闇・部屋が暗い
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前後の文章を含んだ引用
......聞きとなったらいつでも言うて。何もかも全部、話すから」 静かすぎるほどの声で言って、十和子はドアを閉める。 犬の遠吠えがしきりに聞こえて十和子の眠りを妨げる。 カーテンの隙間から薄い夜の光が差し込むいつもの部屋に、こうしてまたぽっかりと目覚めたこと、これからも何度も目覚めるだろうことがひどく辛い。 いつものように、最初に感じるのは不安だ。どこからともなく忍び込んでくる......
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四囲は水族館の水槽の底のように暗く沈んでいった
林 芙美子 / 女性神髄 (1949年) amazon
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高い天井の真ん中に小さな明かり取りの窓のようなものが幾つか見えた。しかし月はまだ高く上がっていなかったので、明かりと呼べそうなものはそこから入ってこなかった。仄かな街灯の明かりが屈折に屈折を重ねた末にほんの少しだけその天窓から忍びこんでいたが、殆ど何の助けにもならなかった。《…略…》やがて何かの加減で、部屋にさしこむ光がほんの少しだけ明るさを増した。月が上がってきたのだろうか?あるいは街の光が明るく灯り始めたのだろうか?
村上 春樹 / ダンス・ダンス・ダンス(下) amazon
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電気の円い硝子笠が、雲の中に浮いた月のように見えた。
林 芙美子 / 晩菊 amazon
カーテンもない青い空を映した窓ガラス
林芙美子 / 新版 放浪記
師匠の家の古い紙箱のような屋根裏
川端康成 / 雪国 amazon
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