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姿勢を崩さずに、まるで化石になったように突っ立っている。

椎名麟三 / 永遠なる序章　作品を確認（amazon）

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じっとする・動かないでいる立ち姿

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じっとする・動かないでいるの表現・描写・類語（動作・仕草・クセのカテゴリ）の一覧ランダム５

作り物のようにちんまり収まりかえる

繁ばあちゃんはしわくちゃの饅頭みたいに、茶の間にちんまりと座っていて、ヨキとみきさんの夫婦喧嘩にも全然動じていないようだった。俺は最初、ミイラの置物かと疑ったくらいだ。

三浦しをん「神去なあなあ日常 (徳間文庫)」に収録　amazon関連カテ老人座り姿勢じっとする・動かないでいる

葉子は思いきり男の胸をゆすぶってみた。　しかし男は材木のように感じなく熟睡していた。

有島武郎 / 或る女関連カテじっとする・動かないでいる熟睡・ぐっすり眠る

石に化したように身動きせずに立ちつくす

光瀬龍 / 百億の昼と千億の夜　amazon

正面を石仏のように向いていた老僧

遠藤周作「沈黙（新潮文庫）」に収録　amazon関連カテ無表情じっとする・動かないでいる

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するすると一本の茎が上へ伸びるような立ち方

池田満寿夫 / 10フランの恋人　amazon

棒を呑んだみたいに突っ立って

井伏鱒二 / 珍品堂主人　amazon

黒い洋服（ようふく）をきちんと着（き）たせいの高い青年がいっぱいに風に吹（ふ）かれているけやきの木のような姿勢（しせい）で、男の子の手をしっかりひいて立っていました。

宮沢賢治 / 銀河鉄道の夜

案山子（かかし）みたいに立っている

彼女は片手をショート・パンツのポケットにつっこみ、もう一方の手を腰までの高さの竹の開き戸の上に置いて不安定に体を支えていた。

村上春樹 / ねじまき鳥と火曜日の女たち「パン屋再襲撃 (文春文庫)」に収録　amazon

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死んだ魚のようにくたばっている

フッと眼を覚ますと、せまい蒲団なので、私はたい子さんと抱きあってねむっていた。二人とも笑いながら背中をむけあう。

林芙美子 / 新版　放浪記関連カテ体を横たえる狭い・窮屈

小犬のように転がり回ってふざける

糸杉の樹が生えたように、スックと立った長身の体

岩田豊雄 / 獅子文六作品集〈第4巻〉沙羅乙女・信子　amazon関連カテ背が高い・長身立ち姿

蛙のように同じところでずっとしゃがんでいる

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息気（いき）もとまるほど身内がしゃちこばってしまって

有島武郎 / 或る女

思わず哄然（こうぜん）と笑い出した。

夏目漱石 / 吾輩は猫である

トウモロコシ粉のパンを貪り食っている父の顔は、せきこんで餌を喉につまらせたトリが仰向いたときの顔に似ていないでもない。

安岡章太郎 / 海辺の光景　amazon

（身軽い）くるくると羽衣一まいを纏（まと）って舞っているように身軽く立ち働き

太宰治 / ヴィヨンの妻　amazon

うちなんて、高校生の娘が一度デートしただけで平手打ち。彼氏なんて作るのが怖くなった。なのに、大学を卒業したら手のひら返したように、結婚、結婚、って娘はサイボーグか何かで、意思の切り替えスイッチでもついてるくらいにしか思ってない。

湊かなえ / ポイズンドーター・ホーリーマザー「ポイズンドーター・ホーリーマザー (光文社文庫)」に収録　amazon関連カテ人を思い通りに操る毒親

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